仕事辞めたい

看護師のシングルマザーが仕事を辞めたい理由と転職のポイント!

シングルマザー 看護師 仕事辞めたい

どんな仕事に就いていても、誰しも一度は仕事を辞めたいと考えたことがあるのではないでしょうか。人生の3分の1は仕事をしている時間だと言われているほど、私たちにとって仕事は密接した関係にあります。

今回は看護師のシングルマザーが仕事を辞めたいと思った理由や、転職をする際のポイントについてご紹介していきたいと思います。記事の後半では、シングルマザーの方が過ごしやすい環境を整えるため、子供のために受け取れる手当や補助についてもお話しします。

仕事を辞めたいと考えても実際に行動に移せないという方が、この記事を読んで人生の新しい第一歩を踏み出せると嬉しいです!

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シングルマザーが看護師を辞めたいと思う理由ベスト5

シングルマザーで働く看護師は子供のために働かなければならないと思いつつも、辞めたいという相談も多く寄せられています。

「シングルマザーの看護師が仕事を辞めたい」という理由で多いのはどういったものなのでしょうか?

■看護師が仕事を辞めたいと思う理由

1位/人員不足で仕事がきつい(51.9%)
2位/賃金が安い(31.2%)
3位/休みが取れない(30.2%)
4位/夜勤がつらい(26.6%)
5位/職場の人間関係(26.3%)

2018年に行われた「自治体病院に働く職員の労働実態アンケート」によると、看護師が仕事を辞めたい理由は上記のようなものです。

日本は高齢化社会ということもあり医療現場が圧迫し、辞めたいと言い出しにくいという人が増えています。そのため第1位の要因として、『人員不足で仕事がきつい』が挙げられています。

次に多かったのは『賃金が安い』という点。看護師は人の命に関わる仕事をしているので、国家資格を持った大切な仕事を行っています。その対価として見合わないと感じている人もいるようです。

第3位・4位について、看護師は採血などの行為を行いますので、日々神経を研ぎ澄ませています。そのため体力面などの不満もあがってきます。

アンケート調査の結果、以下の労働実態の特徴が分かりました。これらも看護師が辞めたいと感じる理由になっている可能性が高いです。

  1. 2割の看護職員がセクハラ、4割以上の看護職員がパワハラを受けている
  2. 残業を命じられている職員の80%以上がサービス残業も強いられている
  3. 4人の1人の職員は、有給取得が年4日以内
  4. 子育てしながら働き続けることが難しい
  5. やりがいを感じるものの、辞めたい思いを変えられない

(4)の項目は、特に今回この記事を読んでくださっている方に当てはまりますよね。

【職業は選べる】辞めたいのに辞められないはNG!

看護師の仕事を辞めたいと思っても、辞められないという経験を持っている人は多いです。辞めたいと言っても「人手不足だからもう少し待ってほしい」や「辞めるなら代わりを見つけて」と言われてしまうことも。しかし、仕事を辞めたいのに辞められないというのは基本的にNGです。

日本には「職業選択の自由」がある

日本の憲法では日本国憲法第22条第1項により、職業選択の自由が定められています。そのため労働者が退職を申し出た場合、企業や会社はそれを受け入れる必要があります。

辞めたいと申し出てからどのくらいの期間で退職できるのかというと、本来「2週間」です。しかし、ご自身の受け持つ患者の容態や注意事項の引継ぎ業務であったり、有休消化などの期間を考えると「1ヶ月程度」の退職が現実的です。

認めてもらない場合は「退職代行」に頼ろう

看護師で働く人は国家資格を持って働いている責任感や、入院している患者さんの容態と管理しているということもあり、ほかの職種に比べても辞めにくい傾向にあります。

特にシングルマザーの方は、子供の生活のためにもなかなか仕事を辞める決断をしにくいです。実際にTwitter上でも、『退職代行を使わなければ辞められない』という投稿に多くの反響を得ています。

退職代行の利用を検討している方は退職代行の業者選びについての情報もまとめていますので、参考にしてみてくださいね!

シングルマザーが転職で重視すべきポイント4つ

転職は大きな決断ですし、初めて転職する人は特に「どういった点に気を付ければいいの?」と疑問に思う方も多いですよね。シングルマザーの方が転職を決意した際に気を付けてほしい重要なポイントについてお話しします。

生活のための収入

当たり前かもしれませんが、「生活のための収入がきちんと得られるか」は大切なポイントです。転職希望者のなかには、今の仕事を辞めたいから転職先を適当に決めてしまったという人もいます。

一般企業に職業に勤める会社員は就職活動の際に企業研究を行い、どの企業が自分に合っているかという選定をしています。

しかし看護師は、学生時代から内科や精神科などの病棟・診療科は違えど同じカテゴリーである病院やクリニックの中で自分に向いている科を選び、目指します。そのため求人広告の内容に記載してあることを鵜呑みにし、看護師以外の仕事に転職して失敗するリスクもあります。

看護師以外の仕事に転職する場合は、業界・職種の内容をしっかりと調べましょう。

仕事が決まらなければ今後の生活が不安という方は、失業した際に受け取れる『失業手当制度』も利用できます。

勤務時間

シングルマザーで働く方にとって、勤務時間は重要です。保育園や幼稚園に預けていても、思わぬ残業で託児所の延長が必要なことも。勤務時間についてはしっかりと確認し、お子様がいることも話しておきましょう。

面接時に「子供のことを話すと面接に受からないのではないか」と不安に思う方もいらっしゃいますが、選考の通過を心配して話さないのはNGです。育児のことを話さずに受かってしまったとしても、育児について理解のない職場であれば意味がありませんよね。

転職時には勤務時間や残業の有無についても確認しておきましょう。

託児所が併設してある

シングルマザーだけでなく、夫婦共働き世帯が増えていることから、託児所が併設してある企業も増えています。職場内に託児所があれば安心ですし、そういった福利厚生をつくることから育児への理解が高いことが考えられます。

厚生労働省も企業内保育所の設置を推奨しているので、今後もこういった企業が増えていくことが期待できます。

続けられる環境かどうか

シングルマザーの方は家事だけでなく育児もありますので、転職活動に時間を割けませんよね。そのため、続けられる環境であることも大切です。

仕事に行きたくないと感じる職場から、勇気を出して転職をして良かったという転職経験者もたくさんいます。転職をするにも体力がいりますので、納得して続けられる職場を選びましょう。

https://twitter.com/iilife315/status/1339501420492439553?s=20

看護師経験が活かせる!シングルマザーの転職先ランキング

看護師として働くシングルマザーは、看護師の経験は活かしながら転職したいという人も多いのではないでしょうか。そんな方のために、看護師経験が活かせる転職先ランキングをお話しします。

大手求人サイトマイナビ転職の調査の結果、看護師を辞めて転職した職種ランキングは次のような結果となりました。

1位:飲食店スタッフ
2位:事務(一般事務、営業事務)
3位:営業(MR・MS以外)、介護士・ケアマネジャー
5位:教員・教官・講師
6位:MR・MS(医療機器メーカー、製薬会社の営業)
7位:アパレル販売員、CRA(臨床開発モニター)・CRC(治験コーディネーター)
9位:その他サービス・接客
10位:医療事務、養護教諭

転職先の第1位は飲食店スタッフ、次に事務職が多いという結果になりました。

さらに転職先で活かせた経験としては「コミュニケーション力・接客対応力」や「医療、看護にかかわる知識・経験」というものが多いです。3位の介護職やケアマネジャーでは介護施設の看護師で働いたり、看護師からケアマネジャーに転職するという人も増えています。

そのほかセラピストやエステティシャンなどに転身した人もいるようです。

看護師を続けるために転職するときのポイント2つ

今の職場は転職したいけれど、看護師以外の仕事には就きたくないと考えている方もいらっしゃいます。そういった方のために、看護師においての転職のポイントをお話しします。

転職エージェントで働きやすい病院を探す

シングルマザーの方は看護師の転職先を探すなら、「転職エージェント」がおすすめです。子育てをしながら働き、さらに転職先を探すとなるといくら時間があっても足りません。転職エージェントは、あなたに1人のエージェントが付いてくれ、あなたの希望条件にあった求人を紹介してくれます。

実際に転職エージェントを利用して転職をした嬉しい声も投稿されています。

准看から正看を目指す

准看護師で働いている方は、正看護師になるというスキルアップも転職もおすすめです。準看は正看よりも給与が安なってしまうので、現状に不満があるという方は準看から正看を目指す方も多いです。

准看護師の方が正看護師を目指すためには次の3パターンの方法があります。

准看護師から正看護師になるには、看護学校に通う必要があります。

  1. 全日制(2年)
  2. 定時制『昼間・夜間定時制』(3年)
  3. 通信制(2年)

①の全日制に働きながら通うのは現実的に難しいので、②の昼間・夜間の定時制(3年)もしくは③の通信制が人気です。しかしこれにも条件があり、②は3年以上の実務経験、③は准看護師資格取得後7年以上の実務経験が必要です。

学校に通うお金がないという方は、ひとり親が資格取得のために専門学校などで1年以上修業する際に受け取れる手当を利用すると良いでしょう。

子供のために受け取れる手当や補助

シングルマザーで子育てをしている人が懸念するのは子供を健康に育てるためのお金です。あなたが倒れてしまっては子育てに大きな支障をきたします。

子供のために受け取れる手当や補助をうまく利用して、スキルアップを目指しましょう。

児童扶養手当

児童扶養手当は次に当てはまる18歳までの児童の養育者が受け取れる手当です。

  • 父母が離婚した子ども
  • 父母のいずれかが死亡した子ども
  • 父母のいずれかが一定の障害状態にある子ども
  • 父母のいずれかが裁判所からのDV保護命令を受けた子ども
  • 婚姻によらないで生まれた子ども などが退職で貰える

お住まいの市区町村や所得によって、受給金額は異なります。

児童手当制度

児童手当制度は厚生労働者が12歳の誕生日を迎えた最初の3月31日までの児童を養育している場合に受け取れます。

支払いは年に3回で3歳未満は一律15,000円、3歳以上は10,000円、第3子以降は15,000円です。

児童育成手当

児童育成手当は、両親の離婚や死などで片親と生活している児童のための手当です。

手当額はお住まいの市区町村によって異なります。

住宅助成制度

住宅助成制度は自治体によって制度名は違いますが、「ひとり親世帯家賃補助制度」や「住宅手当(家賃補助)」などがあります。

例えば兵庫県神戸市では、最大月1万5千円の家賃補助がでます。こういったひとり親のための手当や補助を利用して、賢く子育てをしましょう!

子どもの笑顔のためストレスのない働き方を選ぼう

シングルマザーで子育てしながら働く方は、毎日が大変ですよね。

子供は繊細なので、心身的的に強い繋がりがある母親の違和感を感じ取ってしまいがちです。あなたの気付かないうちにあなたのストレスを子供が感じ取ってしまっているかもしれません。

子どもの笑顔のためストレスのない働き方を選んで、余裕を持ちながら子育てをしましょう。この記事を読んで、仕事を辞めたいと考えているあなたの参考になれば嬉しいです。

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