仕事辞めたい

うつを抱えた看護師が上手に転職するコツ!転職先の選び方も解説

うつで転職を考えている人もいるでしょう。ただ、このままの状態で対応できるのか心配、再発して転職先に迷惑をかけるのではないかと不安に感じて、なかなか踏み出せないのではないでしょうか。転職を考えた人のほとんどは、環境を変えて働きたいと思っています。では、転職することでうつは改善するでしょうか?

転職により環境を変えたことで、気持ちが変わり改善することも、反対に症状が悪化する場合もあります。どちらにしても焦って決断しないことをおすすめします。

ここでは、うつで転職を考えたとき、まずしてみること、転職を成功させるための方法を紹介します。

日本労働調査組合では看護師など医療従事者の方に独自アンケートを実施!
退職をはじめとした勤務意識しついて調査した内容をまとめてあります。こちらも併せてお読みください。

【日労公式】「看護師を辞めたい」など医療従事者の直近退職検討は3人に1人!勤務意識に関する労働実態調査(2021年4月度)

うつで悩む看護師が転職するときのポイント

毎日が辛い、このまま働いていけるのか不安と、職場や人間関係が原因でうつになったとき、誰しもが転職をして環境を変えたいと考えます。でも転職はとても気力や体力を必要とする作業です。うつの状態の時は、冷静な判断が出来ていない場合もあります。

まず転職の決断をする前に、後悔や失敗をしないためにも、まず実行してみてほしいことを紹介します。

転職の決断の前に休暇や休職する

転職の決断をする前に、休みをとり体をまず休めましょう。決断は症状が落ち着いているときがベストです。有給を消化したり、診断書があれば健康保険の傷病手当の申請もできます。

休職は、復職までのあいだの期間になるので、うつになった人は休職せずに退職してしまう人もいます。でも必ずしも復職する必要はありません。治療をしながら職場と相談し、復職のタイミングや状況を見る期間なので、ゆっくり体を休める事に専念しましょう

症状が治るまで待つ

転職の活動は、元気なときでも疲れます。転職先を選んで書類の作成をし、面接に時間をかけて出向く必要があります。不採用になれば何度も同じことを繰り返す必要があり、先の見えない迷路に入り込んだ気持ちは、徐々にストレスになってきます。

うつの症状は波があるので、改善したのか判断しにくいですが、睡眠が良く取れるようになったり、自分が「働きたい」と思うまで、症状が治まるのを待ってみましょう

主治医は転職に賛成しているか

主治医の先生に相談して決断しても遅くはありません。自分では、転職がうつの回復への最大の近道に思えたとしても、専門家からみると、焦っていたり無理をしている行動だと判断する場合があります。主治医は、1番あなたの症状を良く知っている力強い相談相手です。必ず耳を傾けて、一人で判断しないようにしましょう。

主治医だけでなく、友達や家族、同僚などの意見も聞いてみるのもいいでしょう。転職は、いつでもできます。焦った判断をしないようにすることが大切です。

うつの原因を探る

うつの原因が分かれば、解消法も見つかります。人間関係が原因なら配置換えで、うつが改善されます。生活のリズムが狂っていて疲れが原因なら、夜勤を減らしてもらって体の疲れを減らすこともできます。

うつになったきっかけはどこかにあります。さかのぼって時系列に、自分の感じたこと、あった出来事などを書き出してみるのもいいです。きっかけや原因が分からなくても、書き出して自分を客観的に見ることは、ストレスの緩和につながります。

うつ病であることを隠さない

うつ病であることを伝えるのは、転職に不利になるのではと思うのは当然です。でも伝えずに転職して悪化したときでは言い出しにくいです。うつであることを伝えてないのですから、転職後も同じように業務をこなさなければなりません。無理をすることは、うつを悪化させてしまうだけです。

うつであることを伝えたうえで、転職できた時はうつに理解が得られる会社であり、働きやすい職場でしょう。きちんと伝えて採用されたのなら、隠している事にビクビクする必要もなくなり、安心して働けます。

うつ病を抱えた看護師が転職を成功させる方法

うつの状態で転職は可能だろうか?転職先できちんと働けるのか?不安に感じることはたくさんあります。

転職は、新しい職場に新しい人間関係と、ストレスを感じやすい状況で、病気と向き会いながらでは、なおさらの努力が必要になります。それでも転職を決意した時に成功させるポイントは、転職先選びにあります。自分の症状を知り、自分に合った転職先を選ぶことがなによりも大切です。

ここでは、転職先の選び方と,選ぶ方法を紹介します。

転職先の選び方が重要

負担の少ない職場

うつになった原因が分かれば、原因を解消できます。原因が分からないときは、まず負担が少ない職場を選びましょう。同じルーティーンが多い職場や、働く時間や曜日が決まっているところなど。自分のプライベートな時間が持てると、オンとオフしっかりでき、仕事を引きずらなくなるので、リフレッシュ効果は高いです。

家から近い職場

通勤に時間がかかると、元気な状態でも一気に疲れが出ます。仕事が終わった後に、電車やバスを乗り継いで帰宅を繰り返していては、休まる暇がありません。できれば乗り継ぎせずに通勤できる職場が理想です。毎日のことですから通勤に負担を感じていては疲れます。

給料よりできる仕事内容を選ぶ

給料を転職の条件に入れてしまうと、どうしても仕事内容も負担が大きくなってきます。たくさんのことを一気に始めてしまうと、ミスをしたときに、できなかった自分を責めたり、焦る気持ちが出てきます。今の状態を理解しながら、自分にできる仕事内容を判断し、転職先を選ぶ必要があります。

うつに理解がある職場かどうか

労働契約法では、安全配慮義務というのが定められていて、労働者の心身の健康を損なわないように注意する義務があります。積極的に行っている会社もあり、メンタルヘルス研修を実施したり、長時間労働の防止に取り組んだりしています。

理解している会社かどうかの判断は、うつを伝えて転職してからでないと分かりづらいですが、それでも転職できたのですから、安心して働くことができます。理解してもらえないことは、ストレスの原因になり、反対にうつに理解がある会社は、うつへの改善の強い味方になります。

福利厚生は整っているかどうか

福利厚生が整っているのは、従業員に配慮がある会社です。福利厚生の説明をきちんとしてくれる会社は、それだけ自信を持って働きやすい職場を目指している証拠です。中には会社独自の福利厚生を設けているところもあり、転職する際は、福利厚生はきちんとチェックしておきましょう。

職場見学に行く

転職の給料形態や、就業時間などは大まかに知ることはできますが、転職してみないと分からないのが、人間関係です。女性の多い職場でもあり、能力や広い年齢層、人数の多い中で1つのチームとして、仕事をこなしていかなければいけません。軋轢が生まれないほうが難しいような状況です。

加えて患者さんやその家族から、無理な注文をされたりと人間関係でストレスを感じることも多いです。その際、職場見学ができるのなら、働いている人の様子や職場の雰囲気を知ることができます。看護師と患者さんが仲よさそうに談笑している様子を見るだけでも、安心感が沸いてきます。

看護師専門の転職サイトを利用する

転職サイトは情報も多く、自分の希望に合った転職先を紹介してくれます。仲介をしてくれるので面倒な手続きをしなくてもすみ、職場の雰囲気や内部の情報も教えてくれ、たくさんの選択肢ができるので、効率よく探すこともできます。

看護師でうつ病を抱えながら仕事をする方法

うつ病をかかえながら、仕事することへの不安は、再発や悪化ではないでしょうか?でも、以前と同じように全力で働く必要はありません。ミスをしても自分を過剰に責めないようにしましょう。うつは回復に時間がかかりますが治る病気です。焦らずに心にゆとりを持つことが大切です。

自分の回復状況を理解しながら、うつと上手に付き合いながら仕事をする方法を紹介します。

過大な評価を自分にしない

うつの状態の時は、今まで出来たことが出来ないようになり、出来ない自分を責めてしまいます。うつは負の気持ちが強くなりがちですが、できなくて当たり前と以前の自分と比較せずに、劇的な変化や、過大な評価を自分に求めないことです。

自分の評価は、引き算ではなく足し算で加点していきましょう。うつの人の多くは100点が到達点で、それに向けて行動します。できなかったりミスをすると減点と捉えます。マイナスを減らす事に意識するあまりに、無理をしてしまいますが、0点から始めて足し算で増えていく考え方のほうが、とても気持ちは楽になります。

相談相手を作る

相談相手は強い味方になります。上司や同僚、友達でも家族でもクリニックの先生でもいいです。話を聞いてもらえるだけでも、気持ちは軽くなり、適切なアドバイスやサポートをしてもらえます。一人で孤独に抱え込まないことが大切です。

相談できる人でなくても、趣味を共有できる人でもいいでしょう。仕事から離れて楽しむことができるものがあれば、ストレスの発散にもなり、仕事の励みにもつながります。

余裕を持った時間配分をする

時間がないと思うと、心にストレスがかかります。うつの状態のときは、同じことでも時間がかかることが多くなります。いつもの30分か1時間の余裕をみて、焦らずに行動しましょう。朝早めに起きたり、1本早めの電車に乗ったり、余裕のある時間配分をしてください。時間の余裕は、心の余裕につながります

症状を受け入れる

いつ快方に向かうのか、再発するのじゃないかと不安に思っていては、悪化につながるおそれがあります。うつの症状は波があり、浮いたり沈んだりを繰り返します。直線的に快方に向かうのではなく、沈んだときの底が少しずつ上がってきて、良い日が続くのが徐々に長くなります。

今日は、あんまり良くない日だな、今日は調子がいいなと感じるだけでもいいです。良い日を数えて治ったかなと期待したら、沈んだときの反動も大きくなるので、うつには波があるとを受入れるだけでも、ずいぶん気が楽になります。

看護師うつ病でも転職できる!

うつと向き合いながら、仕事を続けることは、大変な努力が必要ですが、看護師の仕事は、資格や経験を活かせる職場がたくさんあり、転職は自分にピッタリの新しい職場が選べるチャンスでもあります。でも、焦って転職をしてしまうと、せっかく落ちついてきた症状が悪化する可能性もあります。

環境を変えることはうつの改善の一つの方法です。転職先選びは症状が安定しているときに、自分の状況にあった転職先を選ぶことが大切です。

  • おすすめの投稿がありません