仕事辞めたい

看護師はうつ病の発症割合・事例数が多い!復帰・退職・転職の悩み解決法

看護師はうつ病の発症割合や事例数がが高い職業であることを知っていましたか?あなたの周りの看護師やSNSなどでも、ほとんどの看護師が「うつ病」を身近に感じたことがあるのではないでしょうか。

この記事では看護師がうつ病になった事例や、復帰・退職・転職などの悩みの解決法をお話ししていきます。この記事を最後まで読むことで、ストレスが少ない職場で働くためのキーポイントを知り、うつ病の症状改善のサポートができれば嬉しいです。

当組合では看護師など医療従事者の方に独自アンケートを実施!
退職をはじめとした勤務意識しついて調査した内容をまとめてあります。こちらも併せてお読みください。

【日労公式】「看護師を辞めたい」など医療従事者の直近退職検討は3人に1人!勤務意識に関する労働実態調査(2021年4月度)

男女共にリスク高!看護師がうつ病になる割合

ストレスチェックキットを提供する「AltPaper」の調査によると、業界別にストレスを感じやすい職業があることが分かりました。

【女性】高ストレス者の割合・総合健康リスクが高い職種

  • 1位 輸送・機械運転(バス・タクシー運転手)
  • 2位 生産工程従事者
  • 3位 運転・清掃・包装等(倉庫作業員、配達員、清掃員)
  • 4位 看護師(準看護師含む)

看護師は生命を預かる仕事なので精神的負担が大きい傾向にあります。さらに2交代制など長時間労働で夜勤もあり、不規則な生活となるため、ストレスでうつ病になりやすい職業だと言われています。

看護師がうつ病を発症した事例

実際に働く看護師が、うつ病を発症した事例を調査してみました。今回は4つの事例をもとに、どういった原因でうつ病を引き起こしてしまうのかを見ていきましょう。

事例1:長時間労働による心身的ダメージ

https://twitter.com/zibunwosukiniA/status/1375203528814170113?s=20

看護師になる前の実習から精神的にメンタル面を傷付けられ、さらには勤務後に説教をされていたという看護師も。出勤日だけでなく休日も看護のための勉強をしていたことにより、長時間労働による心身的ダメージが要因でうつ病になりました。

健康な状態の時には薬とは無縁の生活を送っていても、うつ病になると毎日約20錠の薬(抗鬱薬・抗不安薬・睡眠薬)を飲まなければ眠れないようです。薬を多量摂取しなければならない重度のうつ病になってしまう前に、メンタル面のケアをすることが大切です。

事例2:病院内のいじめ・嫌がらせ

病院内のいじめや嫌がらせが原因でうつ病になることも多いです。のむち(@CNomu0908)さんは人間関係のストレスにより、うつ病だけでなく癌も発症してしまいました。現在はベビーシッターとして看護師の経験を活かして活躍しています。

事例3:理不尽な指導や管理職のストレス

看護師長として管理職で働いていても、上司の理不尽な指示・指導によってうつ病に陥ってしまうこともあります。うつ病になってしまったことから異動を要請し、現在は看護師長としてではなく一般職員の看護師として活躍しています。

事例4:先輩看護師へ対する恐怖心から

厚生労働省によると、2018年末に就業していた看護師の割合は女性看護師が92.8%という結果でした。女性の割合が高いためカースト制度ができ、ささいなことがきっかけで人間関係が崩れてしまうケースも。こういった先輩看護師に対する恐怖心から、うつ病を引き起こしてしまうこともあります。

こんな症状に要注意!看護師向けのうつ病診断

うつ病はなかなか自分自身で気付けない病気です。うつ病と診断されて「まさか私がうつ病なんて!」という人も多いです。一般的にうつ病の症状は軽度・中度・重度で判断されるのですが、簡単にできるセルフチェックをご紹介します。

  • 憂鬱な気分から切替えることができない
  • これまで楽しめていたことが楽しめなくなった
  • 無力感、絶望感を感じる
  • 自殺念慮、感情鈍麻に陥る
  • ほとんど毎日、夜眠れない
  • 突然涙が出てくる
  • 思考力や集中力が減退する
  • 物事に関心がなくなる
  • インシデントやミスが増えた

上記の症状が多く当てはまるという方は、うつ病の症状が発症している可能性が高いです。特に日常的にできていたことができなくなった場合は要注意です。

軽度のうつ病は中度・重度のうつ病と比べて、薬物療法の必要性が低くなります。軽度のうつ病は生活面・精神面で周囲のサポートを得ることで改善をはかります。

中等症・重症うつ病の場合は自ら苦痛や辛さを訴えられなくなる場合があるので、薬物を投与することによって気持ちを落ち着かせることがほとんどです。

看護師がうつ病で通院するのは周りの目が気になるという人も多いですが、自覚症状のないまま重度のうつ病となり、働けなくなってしまっては手遅れです。「おかしいな?」と思ったら対策を考案したり、病院に行ってみるようにしましょう。

看護師でもうつ病を発症したら迷わず休職!

医師の診断の結果、うつ病と診断されたら「自分のため」と「患者のため」に迷わず休職しましょう。

看護師は患者の命を預かるお仕事なので、うつ病を患ったまま働き続けると集中できずインシデントを起こしてしまったり、大問題に発展するリスクが高まるからです。どうしても働きたいという場合でも、精神的に安定してから仕事に復帰するようにしましょう。

看護師が休職制度を使う方法

看護師がうつ病を理由に休職する場合は、医師に診断書を発行してもらいましょう。診断書には病名とともにどのくらいの期間の休職期間が必要かが記載されます。診断書を受け取ったら、上長に提出して休職するという流れになります。

看護師が休職期間中に受け取れる手当

休職すると生活ができなくなってしまうことから休職はできないと判断をしている方も多いです。うつ病で働けなくなっても、健康保険に加入していることにより「傷病手当金」が受け取れます。

  • 受給期間:受給開始から1年6ヶ月
  • 受給金額:給与のおよそ2/3の額
  • 自立支援医療制度で医療費は1割まで抑えられる

うつ病になって働けなくなった時にお金が受け取れる保険もあります。手当以外にもプラスして受け取れるのは嬉しいですよね。うつ病は対象外となる保険もありますので、契約時にはしっかりと対象の病気やケガを確認するようにしましょう。

うつ病発症時の一般的な休職期間

うつ病だと診断されると、どのくらいの期間の休養が必要だとされているのでしょうか。重症度別の休養期間の目安をご紹介します。

  • 軽度…約1ヶ月程度
  • 中度…3~6ヶ月程度
  • 重度…1年~必要な期間

重度の場合、1年から必要な期間が休養期間として記載されます。傷病手当金は1年6ヶ月までしか受け取れませんので、これ以上に休養が必要な場合は生活費の確保をしなければなりません。

仕事はどうする?看護師が選べる3つの選択肢

うつ病治療に専念するため、看護師の仕事を休職すると「この先どうやって働けばいいのだろう?」と不安な気持ちになりますよね。看護師が選べる3つ選択肢は次の通りです。

  1. 今の職場で看護師を続ける
  2. 別の職場に転職して看護師を続ける
  3. 看護師以外の職種へ切り替える

①今の職場で看護師を続ける

同僚とは仲が良く働きやすいが看護師長などの上司との人間関係が上手くいっていない場合や、業務過多による体力的なものが原因である人が多いです。うつ病の症状が収まるでは休養期間とし、復帰してから比較的業務の少ない科に異動することで、働きやすい環境を手に入ります。

②別の職場に転職して看護師を続ける

とりあえず今の職場を離れたいという方におすすめです。特に小さな病院やクリニックなどで異動をしただけでは人間関係が修繕できなかったり、すれ違ったりするだけで憂鬱な気分になってしまうという方は職場ごと転職すると良いでしょう。退職時には有休消化をしてリフレッシュし、万全な状態で復帰するのが好ましいです。

③看護師以外の職種へ切り替える

看護師という職業に疲れてしまった方は「看護師以外の職種へ切り替える」という決断もあります。

実際に看護師から一般企業の社員に転職した人もいますし、看護師だけに縛られる必要はありません。看護師として働いてきた経験が生かせる職業に就いたり、新しい分野にチャレンジするのも1つの手です。

復帰したら?周りの視線が気になるときの対策

うつ病で休養している方のなかには「働きなれた職場を離れたくない」という理由で職場復帰を決断することもありますよね。その際、周りの人からの視線が気になって仕方ないという相談が多く寄せられています。

うつ病の辛さは経験したことがある人にしか分からないデリケートな問題ですから、看護師だけでなく多くの企業でもうつ病が原因で休職して復帰しても良い顔をする人は少ないでしょう。一度ついてしまったイメージはなかなか払拭するのは難しいですが、「頑張り過ぎない」という気持ちを持っておくことが大切です。

  • 体力・気力がうつ病前より落ちていることを自覚する
  • 遅れを取り戻そうとするのはNG
  • 歓迎されていないと思わず、主治医と相談しながら復帰する

退職したら?再発を防いで転職を成功させるポイント

退職・転職を決意しようとしている方に向けて、うつ病の再発を防ぐためのポイントをお話しします。

退職理由の伝え方・考え方

うつ病を理由に退職する時、まずは医師の診断書を見せましょう。症状が精神的に辛いことを正直に話し、退職の意思を伝えます。

診断書はメンタル面に支障が出てる立派な証明書ですから、退職の理由として十分です。「○○さんがこうだった!」などネガティブなことを感情的に伝えるのは避けましょう。

本格的な転職活動の開始時期

転職時期として1番良いのはうつ病が改善してからです。うつの症状を患ったままの転職活動は心身的に辛いことは容易に想像できますよね。

面接では看護師として転職するときにはこれまでの経験を話し、別の職種で転職する場合は経験を活かしてどのような活躍ができるのかを伝えましょう。

再発させない転職先の選び方

うつ病を再発させないために、転職先は「うつ病に理解のある職場」を選びましょう。一見難しいように感じますが、面接でうつ病のことを伝えることで、うつ病に対する姿勢が分かります。

病気のことを話さずに面接に挑んでしまうと、入職してからハードな業務を任されてしまうかもしれません。うつ病のことを話し、ゆっくりとしたスピードで仕事を任せてもらえる職場を見つけましょう。

看護師として転職する場合は改善して、これまで通りに働けるようになりたいことを伝えましょう。看護師はうつ病になる確率が高いので、うつ病に対して寛容であることが多いです。

うつ病であることをオープンして看護師以外の仕事に転職する場合は、“障がい者雇用枠”を狙うことも検討しましょう。ある程度規模の大きい会社では、一定数障がい者を雇用する仕組みがあるため、うつ病であることを弱みではなく、ひとつの武器に変えることもできます。

責任感のある看護師職でも「うつ病」は我慢しないで!

うつ病になる看護師は責任感の強い方が多いです。そのため「看護師だからもっと頑張らなくちゃ」と無理をしてしまうことも。責任感を持って働くことは大切ですが、何より大切なのはあなたの身体です。

心身ともにボロボロになってしまう前に、我慢しないで趣味に没頭したり、少し遠出をするなどリフレッシュすることが大切です。それでも改善しない場合はかかりつけの病院やクリニックに相談してみましょう。

この記事を読んで、うつ病による職場復帰・退職・転職の悩みが解消されると嬉しいです。

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