職場の人間関係で悩んでいるけれど、誰にどうやって相談をすればいいのか分からない、と思っている方も多いですよね。職場の人間関係に関する相談は、状況に合う相手を選ぶことが大切です!
当記事では、職場の人間関係の悩みを解決する相談のコツや相談に適した相手、解決しなかったときの対処法などを解説します。この記事を最後まで読んでいただくことで、誰にどうやって相談をすれば良いのか解説いたします。

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職場の人間関係の悩みを解決する相談のコツ
職場の人間関係の悩みを解決する相談のコツを2つ解説します。誰かに相談をしたいけれどどうすればいいか分からない、という方はぜひ参考にしてください。
- 状況に適した相談相手を選ぶ
- 相談内容は簡潔に分かりやすく
①状況に適した相談相手を選ぶ
職場での人間関係を相談するには、状況に適した相手を選ぶことが大切となります。相手を間違えると解決しないどころか、話した内容を大げさに周囲の人に伝え、悪い噂が広まってしまう恐れもあります。
特に人間関係の悩みは、相手の受け取り方によっては悪口と取られてしまうこともあります。同僚や上司などどの立場の相手でも、信頼できる人を選ぶようにしてください。
②相談内容は簡潔に分かりやすく
上司や同僚、会社の窓口など仕事上に関わりのある相手に相談をする際には、内容を分かりやすく簡潔に伝えるようにしてください。
悩みを相談する際には感情が入ってしまいがちですが、特に人への悪口や愚痴となってしまわないように気を付けるようにすると良いでしょう。
誰にする?職場の人間関係の相談に適した相手
職場の人間関係についての相談は、適した相手を選ぶことが大切です。それぞれどんな状況におすすめの相手かを解説するので、ぜひ参考にしてください。
①会社の上司
- 人間関係トラブルで業務に影響が出る
- 人間関係の悩みを解決したい
上記のような状況であれば、会社の上司に相談をするのがおすすめです。トラブル解決のアドバイスが期待できるほか、上手く合わない相手との業務を避けるよう調節をしてくれるなどしてくれます。
仕事ができる上司ならば、業務に影響があるようなトラブルを放置することはありません。解決を期待するのであれば他部署ではなく、直属の上司の方が良いでしょう。
②親しい同僚や同期
- 信用できる同僚や同期がいる
- 話すことでストレスを解消したい
- 客観的なアドバイスが欲しい
親しい同僚に相談をするのがおすすめの状況は上記の3つです。上司に相談するよりも気軽で、同じような立場の同僚に話すことでストレスの軽減が期待できます。
同じ会社で働いている同僚から、客観的なアドバイスをもらうことで解決策を考える手助けにもなります。
しかし、同僚への相談は悪口大会になりがちです。悪口が他の人の耳に入れば、あなたの評価が下がってしまうでしょう。その他の人がいない場所で、相手の悪口となってしまわないようにしてください。
③仕事と関係のない友人
- 会社の人の相談をするのは噂が広まりそうで怖い
- 信用できる人が会社にいない
上記のような状況では、仕事と関係のない友人に相談をするのがおすすめです。同じ会社の人に相談をすると噂が広まりそうで怖い、という場合は仕事と関係のない友人を選んでください。
友人同士であれば気軽に電話やLINEなどで連絡が取れますし、しっかりと話を聞いてほしいのであれば休日遊びに誘うのもいいでしょう。
気軽に相談はできますが、上司とは異なり問題の直接解決には中々結びつきません。ストレス解消の1つと割り切るのがおすすめです。
④家族やパートナー
- 気軽に相談をしたい
- 話すことでストレスを解消させたい
上記のような状況では、家族やパートナーに相談をするのも良いでしょう。仕事と関係のない友人に相談をするのと同じく、会社の人に内容が知られることもなく気軽に相談をすることができます。
家族やパートナーは内容をしっかりと聞き、あなたのためのアドバイスもしてくれるでしょう。そのアドバイスによって直接人間関係の悩みが解決することはなくても、気持ちが楽になります。
⑤人事部など会社の相談窓口
- 上司が信用できない
- 上司に相談をしても解決しなかった
- 人間関係の悩みに上司が関係している
人事部などにある会社の相談窓口は、上記のような状況の方に向いています。
基本的には会社での人間関係の悩みを解決するには上司に相談をするのがおすすめですが、上司との関係が上手くいっていない場合は相談窓口に相談をしてみてください。
勤務先に相談窓口がないと思っている方いますが、改正労働施策総合推進法(パワハラ防止法)により大企業は既にハラスメント相談窓口の設置が義務化、中小企業は2022年4月以降から義務化されます。
中小企業の場合はまだ努力義務とされているので設置されていない会社もありますが、新設されたことを知らないだけということも考えられますので1度相談窓口があるかどうか確認してみてください。
⑥社外の合同労働組合に相談
- 会社の人が信用できない
- 退職・転職を検討している
会社の人が信用できない、まるめ込まれそう。もしくは今の会社を退職しようと思っている場合は社外の相談窓口の利用もおすすめです。
社外の相談窓口として、労働組合や総合労働相談センターがあります。労働に関する様々な相談を無料ですることができます。秘密厳守なので、会社の人に知られたくない方にも良いでしょう。
日本労働調査組合では、お仕事のお悩み相談も受け付けております。相談者様のお悩みを聞いて、どのように労働環境を改善できるかをサポートさせていただきます。
相談自体は無料ですので、まずはお気軽にお問合せください。
上司に相談するときの上手な切り出し方
- 時間に余裕があるタイミングを狙う
- 食事など時間を作ってもらう
上司に相談を切り出すときは、まずは上司の忙しくない時間に余裕がありそうなタイミングを狙うようにしてください。忙しいときではじっくりと相談にのってもらえないでしょう。
上司がずっと忙しくしている、切り出すタイミングがない場合は、事前に食事に誘うなど時間を作ってもらうと良いでしょう。その際に相談がある、ということも一言添えるようにしてください。
職場の人間関係を相談するメリット・デメリット
職場の人間関係を相談するメリットとデメリットは上記の通りです。相談をすることでトラブルの解決やストレス解消、適切なアドバイスなどが期待できます。
相談をしても悩みが解決しないこともありますが、現状維持となるので相談のデメリットには入りません。また、デメリットの新しいトラブルになる恐れ、については相談相手が社内の場合のみです。
相談相手を間違えなければ、職場の人間関係の悩みは相談する方がメリットが多いため、状況に合う相手に相談をするのがおすすめです。
相談しても解決しなかったときの対処法
上司や社内・社外の相談窓口に相談をしても解決しなかったときに、自分でできる対処法を3つ解説をします。
- 自力で人間関係の悩み改善を図る
- 私生活を充実させて割り切る
- 退職・転職をする
①自力で人間関係の悩み改善を図る
上司や同僚、職場の相談窓口など自分の状況に合う相手に相談をしても、人間関係の悩みが解決しないことがあります。
人に相談をしても悩みが改善されない場合は、自分でトラブルを改善できないかを試みてみましょう。改善するには合わない人がいる、無視をされている、などトラブルシーンに合う改善法を見つけることがポイントです。
②私生活を充実させて割り切る
休日など私生活を充実させることで、人間関係の悩みを割り切って働く方法もおすすめです。仕事でのストレスを上手に私生活で解消していけば、上手に割り切ることができるでしょう。
プライベートな時間も仕事の悩みを考えていてはもったいないです。私生活が充実していない、と感じている方は下記に充実させるための方法をリスト化しましたので、ぜひ参考にしてください。
- 新しい習い事を始める
- 趣味を持つ
- 人と積極的に会う
- 家族との時間を大切にする
- 運動をする
- やりたいことを見つける
③退職・転職をする
人間関係の悩みが解決せず、上記で解説をした対処法①②を試しても辛いのであれば退職・転職をするのも1つの手です。収入がなくなることを考えると、退職よりも前に転職活動をするのがおすすめです。
人間関係の悩みがある職場を辞めるときは、辞めたいという言葉が言えなかったり、辞めさせてもらえなかったりします。そういう場合は退職代行業者に依頼をしてみましょう。
職場の人と直接連絡を取りたくないのであれば、交渉行為ができる労働組合による退職代行がおすすめです。そんな労働組合が運営する退職代行ニチローは、会社への連絡も代行できるので安心して利用できます。
職場で多い人間関係の悩みを改善する方法
職場で多い人間関係の悩みを改善する方法を、シーン別に解説します。適切な相手に相談をしても解決しなかった、という方や相談をする前に自力で改善をしたいという方はぜひ参考にしてください。
①合わない人・苦手な人に対する改善法
- 相手の長所を見つける
- 適切な距離を保つ
どうしても合わないと感じる人、苦手な人が職場にいると働きにくく感じます。そんな時はまず相手の長所がないかを探してみてください。
融通が利かないけれど、真面目で仕事をコツコツこなしている、など長所を見つけることで相手への嫌悪感が薄れるようになります。
長所を見つけてもやっぱり苦手、もしくはどうしても長所が見つけられない場合は、無理に仲良くする必要はありません。仕事をする上で必要な距離感を見つけて、保つようにしてください。
②無視・いじめなど孤立状態の改善法
- 笑顔で挨拶をする
- 感謝と謝罪を意識する
職場で無視やいじめなど孤立状況にあると、大変なストレスがかかります。孤立をしている状況では、まず笑顔で挨拶をすることと、感謝と謝罪を意識することの2つを行ってみてください。
心理学で好意の返報性というものがありますが、これは好意を受けると好意で返したくなる、というものです。笑顔で挨拶をすることで、相手に好意があると感じてもらうことができます。
感謝と謝罪は人間関係を築く上で大切なことなので、意識するようにしましょう。
好意の返報性とは
返報性の原理の1つ。相手から受けた好意に対して好意でお返しをしたくなる、という心理。
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職場で孤立したときの対処法!人間関係がこじれる原因・過ごし方
③セクハラ・パワハラに対する改善法
- (セクハラ)明確に拒否をする
- (セクハラ・パワハラ)弁護士に相談をする
- 退職・転職をする
上司・社内の相談窓口へ相談をしてもセクハラやパワハラが解決しないということ自体があり得ないことです。しかし、残念ながら相談をしても解決しないことがあります。
セクハラの場合はまずは明確な拒否の意思を示しましょう。このときは笑顔なくきっぱりと拒否するのがポイントです。また、社内や総合労働相談センターに相談をしても解決しないときは、弁護士へ依頼をするのも選択肢の1つです。
セクハラやパワハラをしてくる人から離れるために最も手っ取り早いのは、退職や転職をすることです。セクハラやパワハラへ相談をしても対応してくれない会社を辞めて、自分に合う転職先を見つけましょう。
職場の人間関係の悩みは状況に合う相手に相談しよう!
当記事では職場の人間関係の相談に適した相手や切り出し方のコツ、解決しなかったときの対処法などを解説しました。職場の人間関係について相談をするときは、状況に合う相手に相談をするのが重要です!
会社の上司や同僚など、自分の状況に合う相談相手を見つけてください。また、万が一相談をしても解決しなかった場合は、当記事の対処法も参考にしてください。