仕事辞めたい

新卒で会社を辞めたくなったら?入社後すぐに辞めるデメリットを解説

新卒 仕事 辞めたい

新卒で仕事を辞めたいと言うと「みんなそれでもやっている」「学生気分が抜けていない」「考えが甘い」などと言われ相談することもはばかられることでしょう。仕事は社会人の生活の大部分を占めています。人間関係で悩んだり、肉体的にも無理をしすぎたり、自分の未来が暗いと感じるような会社や仕事に費やす時間がもったいないと思うのは当然のことです。でも辞めてもいいものか答えを出せずにいるのなら、この記事があなたの決断を後押ししするお手伝いになりますよ。

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新卒で辞めるデメリット

新卒で辞めてしまうことの何が不安なのか、どんなデメリットがあるのか確認し明確化しておきましょう。デメリットを知らないうちに辞めると、後から後悔することになってしまいます。

次の就職に影響する

新卒で退職する人への採用担当者の印象は、マイナスがほとんどです。職務経歴として記載する情報が数ヶ月や数年の勤務のみでは、仕事が続かないという印象が主になるからです。

 実際に新卒で辞める人は自分に甘い、責任感がないなどと思われて採用担当者から避けられやすく、書類審査すら通れないこともあります。あまりに早い退職では、ビジネスマナーや社会人のベースもできていない学生と同じです。そうなるとすぐ辞めてしまう実績はさらに印象を下げ、新卒の時よりもずっと受かりづらくなってしまうでしょう。 

同世代と比べて収入と実績に差が出る

新卒は聞けば何でも教えてもらえる恵まれた立場でもあります。新卒での離職は、そんな社会人としての生き方を学ぶチャンスを潰し、スタートが同じだったはずの新卒の同期との差が開くことになるでしょう。あなたが辞めて転職活動をしている間も同期は着実に学び続け、その会社で自分の価値を創造していくからです。

再就職が難しかったり、離職を繰り返すと年収的にも実績的にも下がっていくことが想像できます。将来的に巡り巡って同期の部下になったり、年下に顎で使われる将来も考えられます。同世代と並んで教えてもらえる、学びの多い新卒という貴重な立場を捨てるのは勿体無いかもしれません。

お金が無くなる

他にも、単純にお金が無いという悩みも出てきます。ただでさえ新卒は給与も少なく、ボーナスも雀の涙ほどでしょう。短い期間の勤務であれば貯金も少ないでしょうから、辞めてしまえば本当にギリギリの生活も覚悟しなければならなくなります。

他にも新卒2年目からかかる住民税を考慮せずに辞めてしまうと、大きな出費に苦しめられることもあります。また、十二ヶ月以上の勤務実績がない場合は失業手当も見込めません。次の就職が決まっていない場合は、いよいよ家計が火の車となってしまいます。次の目処も立たずに辞めてしまうのは、お金がなくて困ることになるので注意が必要です。

それでも辞めた方がいい理由

デメリットばかりご紹介しましたが、前向きな退職理由であればもちろん辞めた方が自身のプラスになります。勢いやその時の感情に振り回されて辞めたいのではなく、自分のために理由を持って辞めるなら後悔は少なくなるはずです。

自分の中で辞めたい理由を整理すると、考えがはっきりしてきて決断もしやすくなるでしょう。退職理由が明確で前向きなものであれば周りも引き止めにくく、辞めやすいという利点もあります。後悔しない決断のために、自身の現状と照らし合わせてみてください。

健康でなければ生きていくのがままならない

心にしろ体にしろ、健康を害すような人間関係や業務の場合は無理をしない方がいいです。パワハラやセクハラ、ハードワークなど、グレーな会社はいまだに多くあるでしょう。自分の心と体の健康を守るためなら、逃げることも必要です。

人にはそれぞれ向き不向きもあります。精神的に合わない人、肉体的に合わない仕事というのはあるものです。現代はワークライフバランスを大切にしていたり、心の健康の大切さも注目されています。心安く働ける職場もあるはずです。

ただ、プレッシャーが悪い意味だけではないように、乗り越えてレベルアップすることもあります。苦手な人がいても好きな仕事なら頑張れることだってあります。楽しさと苦しさのバランスも考えつつ、健康的に生きられる仕事を見つけましょう。健康でなければ、これから先働けなくなってしまいます。

やりたいことが明確なら早速転職

やりたい仕事、業種が決まっている場合は、迷うことなく退職をおすすめします。今の仕事がやりたいことに繋がるのであれば残る意味もありますが、時間は有限です。やりたい仕事に就き、その世界でまた経験を積んでいくために時間を使いましょう。

やりたい仕事ならば、自然と意欲が湧きます意欲的な人は順応性も高く、成長も早い上にお仕事を楽しめます。そんな仕事への意欲がある応募者なら、どんな会社でも重宝する人材です。多少の経歴の短さはカバーできます。嫌だと思いながら燻っていないで、やりたいことがあるならぜひトライしてください。

学びがないと感じたら辞めてもいい

どんなに嫌な場所でも、学生から社会人に環境が変われば様々な学びがあります。新卒で初めての職場ですから、一緒に働いている人の温度や空気が一般的だと感じることでしょう。ただその環境が、新入社員を成長しないダメ社会人にしてしまう可能性もあるのです。

働く人が皆仕事に疲れて会話のない職場や、愚痴や文句ばかりで不穏な空気の職場などは、気力や体力が奪われるだけで学びがありません。自身もその環境にいるだけで、同調し染まっていきます。考え方一つで成長のチャンスや意欲が奪われていくのです。日々学び、自身が成長できる職場に身を置くべきです。

働く喜びのある仕事がきっとあります。学びのない職場で時間を無駄にせず、自分の新しい可能性を見つけに行きましょう。

今の会社から本当に学び尽くしたのか

とはいえ楽しいことばかりの仕事というのはなかなかありません。自分自身はただ叱られたり注意されて嫌な想いをしても、後々になってタメになる助言だったというのはよくあります。学びがあるかぎり、その会社に留まる意味があると言えるでしょう。

どんな職種でも新卒は、実務はもちろんビジネスマナーや礼儀、人との関わり方なども教えてもらいながら覚えていけます。一般的に「三年は働かないと」と言われるのは、社会人としてのベースを作る意味でもあるのです。三年働いてやっと、実務に意味を持って動けるようになり、さらに周りの状況も見えてきて応用力もつくと言われています。

職務経歴の短さが問題なのは、このベースができていないと見られるからでもあります。即戦力として期待できないと見切られてしまうのです。現状辞めたい会社でも、まだ学びがあるかどうかを考えてみてください。

そのまま仕事を続けるのも一つの選択肢

色々と考えて転職のタイミングではないと感じたなら、今の仕事を続けるのも一つの選択肢です。続けると決めた場合、仕事に対して無気力な態度では自分ももちろん一緒に働く周りも士気が下がり、成長を妨げてしまいます。張り切って楽しんで働く意識を持って過ごすようにしてみてください。

今のまま働くのなら、収入も安定していますし、仕事も覚えていくのでどんどん早く効率よく動けていきます。頼られることも増えていくので、やりがいも感じるでしょう。千と千尋の神隠しの、千が父母を助けることを目標に邁進したように、自身で仕事を楽しむための意識や目標を作るとさらにレベルが上がっていきます。

辞める覚悟をもって自立した気持ちで仕事と向き合うと、客観的に自分も周りも見えてきて自ずと成長にもつながるのです。類は友も呼ぶもので、似たような士気の高い仲間が集まってきたらさらに、今の場所でも楽しく仕事ができるのではないでしょうか。

辞めると決めた時の下準備

辞めることに決めた場合は、下準備として以下のことを認識しておきましょう。きっと役に立つはずです。

労働者には退職の自由がある

正社員として働いていた場合、退職届の提出から二週間後に雇用関係が終了し、退職できる「退職の自由」が民法で定められています。

会社や業務内容によっては、引き継ぎ等の兼ね合いで三ヶ月〜一ヶ月前に辞意を伝えてほしい企業もあります。残る人のことを思えば引き継ぎはしっかりした方が良いのは当然です。就業規則を確認し、引き継ぎ等をまとめつつ辞意を伝えるタイミングを図りましょう。

もしもハラスメントなどで精神的に会えない人、上司がいる場合は退職代行もおすすめです。退職代行でも引き継ぎ内容を書面等できちんとまとめておくと、スムーズに退職することができます。

言い出しにくい時はこのままの未来を想像する

周りに迷惑がかかる罪悪感やハラスメントにより、辞めると言い出しにくい人もいるでしょう。しかし、自分の人生に責任を持って決断したのです。あとは言うだけなので、強い気持ちで向かってください。

たとえ迷惑がかかるとしても、周りの人はこれから先のあなたの人生の面倒は見てくれません。人生は選択の連続であり、退職を選ぶあなたと、選ばなかった周りの人に違う未来があるのは当たり前です。残るかどうかを選ぶのは、それぞれの問題なのです。

退職を切り出すと嫌な感情を出されることもあります。言い出しにくいのも仕方のないことです。どうしてもうまくできないと思う場合は、退職代行という手もあります。このまま今の会社に残る意味があるのか、時間の価値があるのかを何度でも考え直して、言い出す勇気を奮い立たせましょう。

次の仕事の目星をつけておこう

無職の時間は、金銭的にもキャリア的にもマイナスです。

自分がやりたい仕事をピンポイントで狙って最速で再就職するために、自分のやりたいことを明確にしておくことをおすすめします。吟味せずにとりあえず就職してしまうと、同じ轍を踏みやすくなってしまうからです。

自分のことをもっとよく分析して、何がしたいのか掘り下げてみてください。やりたいことが明確にわかれば、今のお仕事を続けながら転職サイトに登録しオファーを待ったり、興味がある分野で副業を始めてみるのもおすすめです。

次に繋げるために自己分析をしっかりして未来を見定め、適職に就けるよう尽力しましょう。

誠実な対応で内外双方円満退職

退職する時は、お世話になった人たちへの心配りと誠実な対応が大切です。 辞めることで会社内の人には実際に迷惑をかけることになります。だからこそ誠実な対応と気配りで周りの人を味方につけましょう。

迷惑をかけてしまって申し訳ない気持ちと、教えてもらったことを糧にこれから前向きに頑張りたいという気持ちを織り込みながら、退職する旨を誠実に伝えます。そして辞めるまでは、周りのみんなのために働いてください。退職日は周りの人に当てて、菓子折りも用意しましょう。きっと退職を惜しみつつも、あなたのこれからを応援してくれるはずです。

敵を作ってもいいことはありません。心と礼儀を尽くして、なるべく気持ちよく辞めるようにしましょう。

転職で失敗しないための自分探求のススメ

転職しようと思った時、1番大切なのが自己分析です。自分のやりたいことが分かれば、辞めたくならない仕事を選べます。合う合わない、向き不向きなどの適性は、自分の体験と興味関心からしか見出せません。自分を見つめ直して精査する手間を惜しんで転職すると、どこに行ってもまた辞めたくなってしまいます。

よく言われる「甘え」と言わざるを得なくなり、そうやって何度も再就職を繰り返すと、どんどん時間を無駄にし、学びのチャンスも潰してしまいます。年収もキャリアも下り坂になっていくことが容易に想像できるでしょう。きっと退職を決意した自分を後悔することになります。

やりたいこと、職種が明確にわかっていれば、一度の転職で適職につけるので将来的な不安や懸念も、取り越し苦労になるはずです。転職サイト等でも無料で適性判断をしてくれます。転職で失敗しないためにはまず、自分に目を向けてみてください。

決断基準は自分にとってベストかどうかだけ

新卒であろうと、健康上続けられない、もう学ぶことがないと感じたならキッパリ辞めてしまいましょう。いい意味で、あなたの代わりは他にもいます。向いていない、合っていない仕事では、人一倍大変な思いをしていることでしょう。一つの会社に縛られる理由はありません。

同じ職種でも、働き方が柔軟な会社や自身に合う社風の企業があるはずです。あなたがどうしても嫌な仕事でも、その仕事に向いている人もいるのです。逆にいえば、あなたにもきっとそういう仕事があるということでもあります。

そして誰もが、健康で健全に働く権利があります。いろんな角度から悩み考え、自分にとってベストな選択であると覚悟が決まったら、行動あるのみです。きっと輝く未来を引き寄せられます。誰のためでもなく自分自身のために、後悔ない決断をしてください。

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